この度の新潟県中越沖地震で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さて、新潟アルビレックスBBではこの度の災害を受け、7月18日からチーム練習を中止し、選手、スタッフが柏崎市を訪問させて頂いています。
7月18日は午前9時前に新潟市を出発し、柏崎へ向かいました。長岡ジャンクションからは長い渋滞で柏崎に到着したのは13時頃。
早速、柏崎市総合福祉センターでボランティア登録をすませましたが、午後はそれほどボランティア要請はなく、(この時点で約100名の方が登録されていました)小菅選手のお知り合いの家などでお手伝いをさせて頂きました。
物が散乱した倉庫の片付けや給水、倒壊した家屋のブルーシート張りなど2班に分かれて活動したアルビBB選手、スタッフ。
給水に行った避難所では渋滞もあり、予定より2時間遅れて給水車が到着し、給水を待つ間、廣瀬ヘッドコーチは列に並ぶ高齢者の方や子ども達から色々な話を伺いました 。
『お話をしたおばあちゃん達は皆さん、今の避難所生活の不安というよりも、今後の生活の不安を抱えていました。救援物資も足りているようですが、まだまだ苦しい情況です。一時的な支援ではなく、今後の生活への不安を取り除いてあげることが真の復興なんだなと感じました。』
と廣瀬HCは話していました。
7月19日、ボランティア活動2日目。この日は10:30に柏崎市内に入り、避難所になっている田尻小学校へ向かいました。
この日は気温が高く、避難所はとても蒸し暑かったそうです。隣接した田尻コミュニティーセンターに行くと、避難所の体育館には#9小菅選手の横断幕が張ってあり、避難所の方々、近所のおじいちゃん、おばあちゃんは小菅選手の姿を見ると、とても喜んで下さいました。
避難所の皆さんは、知り合いの方が地震でケガをしたり家が倒壊した話をして下さいました。
その後、選手たちから子供たちに新潟アルビレックスBBスクールのウエアをプレゼント。すると即席のサイン会が始まりました。
サイン会の間に避難所で自衛隊が用意してくれる1tの水が入る給水車は直ぐに空になり、何回も交換されていました。
その間、下地ACと高森マネージャーがbjリーグからの救援物資であるTシャツを柏崎市役所の災害対策本部へお届けしました。しかし、市役所には物資が置ききれず、柏崎港の民間倉庫へ移送することに。
海岸沿いの道路は陥没や亀裂がひどく、先日、小菅選手が講演を行った柏崎第一中学校も敷地にたくさんのひび割れが起きていました。
柏崎港の倉庫では全国の自治体から運ばれた物資を載せたトラックが積荷を降ろせずに何台も待機していました。無事にbjリーグからの救援物資をお届けし、3年前にイベントを行った刈羽村のラピカで選手たちと合流することに。
移動中は道の悪さと市外からの車で大渋滞。この渋滞は復興活動の妨げにもなっているそうです。
途中、前日に見たときは倒壊していなかったのに、今日になって潰れている家が何件かあり、被害の大きさを実感しました。
避難所になっているラピカでは選手が子供たちにウエアやタオルを配り、バスケットボールやキャッチボールで交流しました。
子供たちの笑顔が見れて、ほんの少し安心した選手、スタッフ一同でした。
柏崎、刈羽の皆さん、復興に向けて一緒に頑張りましょう。
新潟アルビレックスBBでは今シーズン、バスケットボールを通じて被災された方々に支援をさせて頂きたいと考えております。



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